シェリデン・サイフリード
(Please also see the link: meet the composer, 作曲家、シェリデン•サイフリードとの対話はこちらから)
フィラデルフィア生まれの作曲家兼ピアニストをシェリデン・サイフリードはカーティス音楽院にてRichard Danielpour、Jennifer Higdon そしてNed Rorem各氏に師事しました。同校卒業の際には優秀な作曲家に贈られるAlfredo Casella賞、また音楽教養でも優秀な成績を修め、Edward Aldwell賞も受賞しました。
サイフリードの弦楽四重奏曲「Pro and Contra」2001年には米国作曲家作詞家出版家協会(ASCAP)より作曲家賞を受賞、2002年にはアメリカの高校卒業生として受けられる一番の名誉といわれるPresidential Scholar(芸術の部)に選ばれ大統領によってホワイトハウスに招かれるとともに、自作のピアノ曲をワシントンDCのケネディーセンターで披露しました。彼の作品はその他にもザルツブルグのモーツァルテルム、プラハのRudolfinumなどを始めとする北アメリカ、南アメリカやヨーロッパの一流の劇場で演奏されてきました。
その他にも2006年のプレッサー音楽賞受賞、Music From Angel音楽祭でのレジデンシーなど若手作曲家として国境を超えて活躍中、次々と多様な編成の曲を作曲、出版している。2003年から2007年までLewes Chamber Music Festival(音楽祭)を監督。現在カーティス音楽院、マネス音楽院にて音楽論を、アトランティック音楽祭にて作曲を教えています。
Composer and pianist Sheridan Seyfried, born in Philadelphia, studied at the Curtis Institute of Music with Richard Danielpour, Jennifer Higdon and Ned Rorem. Upon graduating from Curtis, he received both the Alfredo Casella Award in Composition and the Edward Aldwell Award for Excellence in Musical Studies. Seyfried’s string quartet, Pro and Contra, was awarded a 2001 ASCAP Award. In 2002 he was named a Presidential Scholar in the Arts and performed his own music as pianist at the Kennedy Center in Washington, D.C. His compositions have also been heard at other major venues throughout North America, South America and Europe, including Philadelphia’s Verizon Hall, Salzburg’s Mozarteum and Prague’s Rudolfinum. His other distinctions include a 2006 Presser Music Award, residencies at the 2006 Music From Angel Fire Festival (New Mexico) and with the Philadelphia Youth Orchestra, and a reading of his orchestral music by the Minnesota Orchestra. Seyfried’s rapidly expanding catalog of compositions includes works for orchestra, piano, chamber ensembles and the dramatic cantata Voices of the Holocaust, based on melodies sung during the Holocaust in the ghettos and concentration camps. From 2003-2007 he directed the Lewes Chamber Music Festival (DE). He currently teaches music theory at the Curtis Institute of Music and the Mannes College of Music and composition at the Atlantic Music Festival (ME).
サイフリードの弦楽四重奏曲「Pro and Contra」2001年には米国作曲家作詞家出版家協会(ASCAP)より作曲家賞を受賞、2002年にはアメリカの高校卒業生として受けられる一番の名誉といわれるPresidential Scholar(芸術の部)に選ばれ大統領によってホワイトハウスに招かれるとともに、自作のピアノ曲をワシントンDCのケネディーセンターで披露しました。彼の作品はその他にもザルツブルグのモーツァルテルム、プラハのRudolfinumなどを始めとする北アメリカ、南アメリカやヨーロッパの一流の劇場で演奏されてきました。
その他にも2006年のプレッサー音楽賞受賞、Music From Angel音楽祭でのレジデンシーなど若手作曲家として国境を超えて活躍中、次々と多様な編成の曲を作曲、出版している。2003年から2007年までLewes Chamber Music Festival(音楽祭)を監督。現在カーティス音楽院、マネス音楽院にて音楽論を、アトランティック音楽祭にて作曲を教えています。
Composer and pianist Sheridan Seyfried, born in Philadelphia, studied at the Curtis Institute of Music with Richard Danielpour, Jennifer Higdon and Ned Rorem. Upon graduating from Curtis, he received both the Alfredo Casella Award in Composition and the Edward Aldwell Award for Excellence in Musical Studies. Seyfried’s string quartet, Pro and Contra, was awarded a 2001 ASCAP Award. In 2002 he was named a Presidential Scholar in the Arts and performed his own music as pianist at the Kennedy Center in Washington, D.C. His compositions have also been heard at other major venues throughout North America, South America and Europe, including Philadelphia’s Verizon Hall, Salzburg’s Mozarteum and Prague’s Rudolfinum. His other distinctions include a 2006 Presser Music Award, residencies at the 2006 Music From Angel Fire Festival (New Mexico) and with the Philadelphia Youth Orchestra, and a reading of his orchestral music by the Minnesota Orchestra. Seyfried’s rapidly expanding catalog of compositions includes works for orchestra, piano, chamber ensembles and the dramatic cantata Voices of the Holocaust, based on melodies sung during the Holocaust in the ghettos and concentration camps. From 2003-2007 he directed the Lewes Chamber Music Festival (DE). He currently teaches music theory at the Curtis Institute of Music and the Mannes College of Music and composition at the Atlantic Music Festival (ME).
ジョージ・ガーシュウィン (1898 ~ 1937)
「アメリカ音楽」を作り上げた作曲家とも言われるガーシュウィン。両親はロシア系ユダヤ人で、ニューヨークに生まれる。ソングライターとして頭角をあらわし、数々のヒット曲を生み出す。クラシック音楽にも取り組み、ジャズとクラシックを融合させた管弦楽の為の曲(ラプソディーインブルーやパリのアメリカ人など)やオペラも手がけました。
チャールズ・アイヴズ (1874 ~ 1954)
チャールズ・アイブスはとてもユニークな人生を送ったアメリカの作曲家です。 19世紀の芸術家の中では、「ロマンティックに愛と苦悩に生きるという」理想像が代表的でしたが、アイブスは教会のオルガニストであり、保険会社にも勤め、家族をもって父親でもありと、たくさんの現実的な顔を持っていて、それに結構しあわせな人生を送った作曲家のひとりです。 彼の著書の中では「ビジネスや日常生活での経験こそが芸術への糧となり、また作曲がビジネスや日常生活の糧にもなる。」と書いています。
クリスチャンであり、教会のオルガニストでもあったアイブスは賛美歌にとても興味をもっていました。 ヴァイオリンソナタ第2番にも、いくつもの賛美歌のメロディーが含まれています。 賛美歌だけではなく、慣れ親しんだ民謡も時にはとりいれてあり、聞いてみると一瞬「あれ?」と思うことがあるかもしれません。
アイブスの作品は、全般的に技術的に容易ではなく、複雑なリズムなども多く用いられているため、特に作曲された当時はあまり好まれたとは言いがたいところがあります。 今回のコンサートで演奏するヴァイオリンソナタ第2番は、4つのソナタのなかでも、アイブスらしさ溢れていて、人気のある曲です。 賛美歌や民謡というと平和で綺麗なイメージですが、 アイブスの作曲技法と混ざるとなんとも壮大で、緩急の激しい曲です。 (贄川)
クリスチャンであり、教会のオルガニストでもあったアイブスは賛美歌にとても興味をもっていました。 ヴァイオリンソナタ第2番にも、いくつもの賛美歌のメロディーが含まれています。 賛美歌だけではなく、慣れ親しんだ民謡も時にはとりいれてあり、聞いてみると一瞬「あれ?」と思うことがあるかもしれません。
アイブスの作品は、全般的に技術的に容易ではなく、複雑なリズムなども多く用いられているため、特に作曲された当時はあまり好まれたとは言いがたいところがあります。 今回のコンサートで演奏するヴァイオリンソナタ第2番は、4つのソナタのなかでも、アイブスらしさ溢れていて、人気のある曲です。 賛美歌や民謡というと平和で綺麗なイメージですが、 アイブスの作曲技法と混ざるとなんとも壮大で、緩急の激しい曲です。 (贄川)
エルネスト・ブロッホ (1880 ~ 1959)
今回の取り上げる作曲家のなかで唯一、生まれがアメリカでない作曲家です。スイスで生まれでユダヤ人であったブロッホはヨーロッパ各地で活躍していたが、36歳の時に渡米しそれから拠点をアメリカに移しました。1924年にアメリカ国籍を取得した後もスイスに戻り居住した時期もありましたが、ヒトラーによりヨーロッパでのユダヤ人の狙われる中、中立の立場にあったスイスも不安定な状態になり再びアメリカに渡り生涯を過ごしました。
生涯にわたり様々な作曲技法を試みたが本質的にはロマン派の音楽、中でもユダヤ調の語法はほとんどの作品に現れています。
生涯にわたり様々な作曲技法を試みたが本質的にはロマン派の音楽、中でもユダヤ調の語法はほとんどの作品に現れています。
サミュエル・バーバー (1910 ~ 1981)
カーティス音楽院で作曲、ピアノを学んだあとヨーロッパにも留学したが当時主流だった前衛音楽や無調の音楽には消極的で、伝統的な和声や技法を使い、『最後のロマンティスト』とも呼ばれていいます。代表作である「弦楽の為のアダージョ」(原作は弦楽四重奏)は映画プラトーンに使われた事で非常に有名になり、近年でも様々なドラマや映画などで使われその美しい旋律と和声は音楽ジャンルを超えた人々にも愛されています。
Copyright (C) Continuum All Rights Reserved